●認証者 2016/05/25

【大地の記憶】
重さと大きさ：54g 約40x29x34mm　
2016年製作

●認証者 2016/06/14

この作品は三葉虫の化石をモチーフにしたもの。
はるかはるか昔、恐竜の時代よりもっともっと前、カンブリア紀をはじめとした古生代に生きていた三葉虫。
その大地から掘り起こされた化石は、はるか昔にも命があり生活があったことを、私たちに教えてくれます。
そして現在自分自身ともつながるその広大な時間のひろがりになんともいえないふわーっとうわーっとした感動を感じるのです。
そんな感動を持ち歩けるカタチにしたくてつくったこ作品は、三葉虫がくるっとまるまった防御態勢をとった形状になっています。
内部は蜂の巣のある岩の洞穴です。
手触りを楽しむことも想定した作品です。
　　　
・・・この個体について・・・
従来、赤茶色の不透明ガラスで表現する外側の部分を、灰緑色ガラスをつかって表現しました。
そのため金属箔との反応の緑もあいまって、化石である表面に地衣類や苔がたくさんまとわりついたような雰囲気をもった個体になりました。
透明部分の内部にはタイル張りのようなモザイクの部屋があって、たくさんの蜂の巣が仕込んであります。